コロナウィルスのフィリピン留学(セブ)の影響について

こんにちは、おっさん留学カウンセラーです。
本日(2020年3月17日)フィリピンの語学学校がフィリピン政府の方針に従い、3月17日から4月14日まで休校することになりました。

こんな弱小ブログなので、見るひともいないし、どこまで貢献ができるか分かりませんが、今私に入ってきた情報をまとめています。

情報については、実際にフィリピンにいらっしゃる生徒さんからの声などをもとに作成していますが、情報が目まぐるしく変わるため、もし間違いがありましたら、ご指摘、また学校、エージェントの皆様にもご相談をお願いします。
顔出しもせずに一方的な発信になってしまい申し訳ございません。

1.フィリピン・セブの封鎖についての流れ

3月13日 夕方

コロナウイルス(COVID19)拡散防止の対策として、フィリピン政府より、ESL・語学学校を含む公立・私立全ての教育機関において、2020年3月16日から3月28日までの間、全ての授業を中断するよう通達。
フィリピン大統領は、国家的脅威のためフィリピン全土で公衆衛生上の緊急事態を宣言しております。

Tetsu
この時点では3/16-3/28までの2週間の休学になる可能性があるということで、決定はしていませんが学校によって対応もバラバラです。
 
3月13日

3/15から30日間、マニラ首都圏において国内感染が起きている国(日本も該当)からの渡航者は入国制限が課されることになりました。
この時の情報ではセブ等からの入出国は可能とあり少し心配もありましたが、まだ具体的に動き出す人は少なかった。

3月16日

フィリピン大統領から大国民談話及び緊急措置が発表。
マニラを中心にしたフィリピン北部Luzon地域の強化された地域社会完全封鎖措置で公共交通、空港(国際空港を含め)等まで封鎖が含まれた強い措置

3月17日

各語学学校によって日付が微妙に変わりますが、ほとんどの学校で2020年3月17日の本日から4月14日火曜日まで休校を決定。

その他

■夜間外出禁止令
セブ市は、2020年3月16日午前12時01分から2020年4月14日まで不要な外出、混雑する場所への訪問を避けるよう提言されています。
またこの期間、毎日午後8時から午前5時までの間の夜間外出禁止令も同時に発効となります。
■国内線/国際線の移動制限
航空便、船便を含むセブへ到着する全てのフィリピン国内線は2020年3月17日(火)より全て運行を停止します。
国際線については現時点で具体的な発表はありませんが、すでにフライトの運休が発表されている便もあり、帰国便の選択肢が限られます。
そのため、今後需要が過多となり航空券代金が値上がり、空席確保が困難となる見込みです。
https://www.philippineairlines.com/ja-jp/jp/Home/AboutUs/newsandevents/advisory-covid19-17mar20-34
※現時点で日本行きセブパシフィック航空の成田⇔セブ往復直行便が、3月28日(土)まで運休 その他となっています。
https://www.cebupacificair.com/ja-jp/Pages/travel-advisory?tid=497
■フィリピンの入国
2020年3月17日(火)よりマクタン・セブ国際空港に到着する全ての乗客に対し、検疫と隔離が強制されます。
外国から到着したフィリピン人は自宅隔離が認められますが、外国人は国の指定する隔離施設にて強制検疫の上隔離されますが、それにかかる滞在費用は全て自己負担となります。隔離施設はまだ未定のようです。

※新しい情報が入り次第随時更新していきます。

2.語学学校の対応について

各学校によって対応が違いますが、ほとんどの学校で3月17日の本日から4月14日火曜日休校になります。 この間は授業は行われません。
また滞在先ですが、
①今週末まで滞在先、食事無料を提供、来週以降は随時アナウンス
②今週末まで滞在先、食事の有料提供、来週以降は随時アナウンス
と各学校によって対応も違います。また来週以降の対応がまだ発表ができない状態です。
ただ現時点(3/17)では各学校返金にも対応してくださっているので、ご自身の状況を通われている学校に確認しましょう。

3.フィリピンの出国情報について

このような状況のため、現在日本への帰国便の問い合わせが殺到しているようです。
生徒さんの声を聞くとフィリピンエアライン、セブパシフィック、HISなど中々電話もつながらないとのことでした。
いくつか生徒さんのアクションで参考になれば幸いです。

直接セブの空港にてチケット

3月18日 セブ・マクタン空港に直接出向き航空カウンターで交渉をしたようです。
なんとかウェイティングリストに名前を書けたとのことですが、200名待ち。(3月18日17時) もし載れるようになる場合は電話をくれるように手配をしたようです。

フィリピンの出国について

2019年3月18日 追記
現在フィリピン留学中の生徒さんですが、日本への帰国の目処が立っていない状況だと思いますが
在フィリピン日本国大使館から新たに発表がありました。

【本文】
1 3月17日,ノグラレス大統領府長官は,新型コロナウイルス対策への対応措置について記者会見を行い,3月16日に発表されたルソン地域の「強化されたコミュニティ隔離(Enhanced Community Quarantine)」の解釈と一部変更につき説明しました。

2 その中でノグラレス長官は,「強化されたコミュニティ隔離」の措置開始(3月17日午前0時)から72時間に限りルソン島の国際空港からの出国が認められるとしていたそれまでの方針を変更し,外国人,海外労働者等は,「強化されたコミュニティ隔離」期間中(3月17日から4月13日午前0時まで)いつでも,24時間以内に出国する旅行日程の証明を提示すれば,空港に移動し,フィリピンを出国することができるとの新たな方針を示しました。空港への移動に際しては,一人であれば同行が認められるとのことです。
 会見においては,また,ホテル又はこれに類する施設が新たな予約を受け付けることは認められず,ホテルの運営は,ゲストへの基本的な宿泊の提供のみに制限されるとの方針も示されました。

3 現在,マニラ首都圏においては,外出禁止令が施行され,周辺の州との境界においては検問が強化されています。空港へのアクセスを含め公共交通機関は運行を停止しています。

4 邦人の皆様におかれては,ご自身の安全の確保を第一に考え,フィリピン政府,地方政府等による指示に従っていただくようお願いいたします。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方におかれては,新型コロナウイルスに感染した場合,重症化するリスクが高いことを踏まえ,安全確保について十分留意願います。

https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00038.html

つまり隔離措置を取られていましたが、フィリピン国籍以外の国籍であれば(日本人も該当)フィリピンを出国できるようです。
そのため航空券を購入する人が多くいらっしゃいます。 実際に出国できないリスクもありますが、早めの帰国を希望している方はそれも覚悟で購入するのがいいでしょう。

政府からの臨時便

今回のことでフィリピンから出国ができない邦人を対象にした臨時便(武漢のケース)の要請はフィリピン領事館からはしているが現時点では難しいとのことです。

4.今後の対応について

今回の決定で留学されている方々はもちろんですが、日本、現地のエージェント、また語学学校も対応に追われています。
ただ数時間ごとに情報が変わったり、実際にフィリピン留学中の生徒さんが知り合いに聞いたとのことで話を聞くと、人によって言っていることがバラバラで、どのようなことが最善なのか判断が難しい状況に直面しています。

セブが封鎖される前に日本への帰国ができるのが一番良いのですが、それが現時点で難しい場合は冷静に下記のように対応をするのが今のところ良いと考えています。

①滞在先の確保
フィリピンに留学中の多くの生徒さんはフィリピンの学校に併設されている寮に滞在されていると思います。 私の知る学校(少なくて申し訳ないのですが)すぐに今留学中の生徒さんを締め出すということはしていません。が、万が一の時を考えて滞在先の確保や空きを見ておくのがいいと思います。 どのエージェントさんも生徒さんの締め出しだけは阻止をしてくれるように全力で動いていると思います。(実際にまだ締め出されたという声は聞いていません。)

②保険の延長
当初の帰国日から、今回のコロナウイルス騒動で帰国日が延びる人も出てくると思います。 その際には念の為保険の延長をしておくのが良いと思います。
日本から保険に加入した場合、日本で同じように保険の手続きはできますので日本のご家族に延長をお願いしましょう。保険の期限が切れた後の延長はできませんので注意が必要です。

③体調管理
今回のコロナウィルス騒動で、精神的、体力的にも参ってしまう状況だと思いますが、体調管理には気をつけて出国まで過ごせるように心がけましょう。

④食料品や日用品などの準備
買い占めは良くないのですが、ある程度の期間備えられるのがいいかなと思います。 3/18時点では食料品もセブでは比較的手に入りやすいとのことで生徒さんから聞いています。

⑤航空券の確保
一刻も早く出国しなければならない方は航空券の確保が必要になりますが、実際に搭乗、出発できないリスクを抱えてでも航空券を抑えている、購入した生徒さんもいらっしゃるようです。 リスクを承知であればいいのですが、購入する際にも念の為キャンセルポリシーを確認しましょう。

一方的な発信、また明確にできない部分も多々あり申し訳ございません。また状況がアップデートされましたら更新していきます。