英検準2級の問題から学ぶ「後(あと)」の「in」と「later」と「after」使い方

これまで英語学習をされている方、受験対策などで英語を勉強している方も多くいらっしゃると思います。
こちらでは英検準2級を題材に英語を学ぶ記事になります。
英検準2級は普段の英会話で使える表現が多くありますので、良ければ覗いてくださいね。

1,英検準2級の問題を見てみましょう!

まず英検準2級の問題を見てみましょう。

Justin is going to finish college in two months. After he (_____), he will travel around Asia.
1, records 2, graduates 3, continues 4, provides

引用元:英検準2級 2018年・第2回 No.10より

ジャスティンが2ヶ月後にカレッジを終えるので、その後にアジアを周る予定とのことで、finishと同じような意味で使われている 「graduates」→「卒業する」が正解になりますね。

日本語訳
ジャスティンが2ヶ月後にカレッジを終える予定です。卒業後に彼はアジアを周る予定です。

1,「〜を記録する」2,「卒業する」3,「続く」4,「〜を提供する」

「〜後に」の「in」と「later」の違い

英検勉強中
〜の後での「in」「later」の違いがわかりません。。
ご質問をしていただきありがとうございます。確かにややこしいですよね。 この時にまずは英語の時間軸が大きく二つに分けられます。

英語の時間軸を示したもの
●今からの時間軸(今まさにこの瞬間を基準にしている)
●その時の時間軸(話をしている人が決めた時間) 7年前のクリスマスイブの時の話をしていたら、その日が基準になる
「in」と「later」の違い
●inは今からの時間軸→We have a Xmas party in one month「(本日2020年11月24日の)今から1ヶ月後にクリスマスパーティーを予定している。」
●laterは話をしている人が決めている時間軸→I met her again 10 years later「彼女に(初めて会った時から数えて)10年後に再会した。」
このような形になりますね。 話をしているのが、いつの場面なのかで使い分けができるといいですね!

あれから10日後

スランダンクの後書きとして有名な「あれから10日後」


この場合は、スラムダンクの最終回の地点での時間軸を設定(作者が決めている)しているので、「10 days later」になりますね。
出典元:https://www.youtube.com/watch?v=6BGgYHwUBo4

afterの使い方

英検勉強中
問題に出てくるafterは、また違うんですか?
鋭いですね! afterは「in」や「later」のような時間軸の基準に縛られることはなく、未来でも過去でも使えます。
問題では「カレッジを卒業後」にという形ですが、未来のことで使われていますね。afterに関しては「〜の後、」という前置詞、接続詞の形で使われることが多いです。(他の使われ方もされます)
We will leave after breakfast.「朝食の後に出かけます。」 未来のことでも使える。
After fighting, we made up 「喧嘩した後に仲直りした」過去のことでも使える。
After we arrive at my house, we feed our dog. 「家に到着した後、犬にエサをあげる」接続詞の使い方

まとめ

まとめ
●inとlaterは時間軸がどこにあるかで使い分けが必要
●inは今からの時間軸
●laterは話をしている人が決めている時間軸
●agterに特別な時間軸の概念はなく、未来でも過去でも使えます。
●ただ何か時間軸を設定して、その部分を強調したい時にはinやlaterを使いましょう。