英検1級から学ぶ。「conflagration」と「great fire」 おまけでCBD

これまで英語学習をされている方、受験対策などで英語を勉強している方も多くいらっしゃると思います。
こちらでは英検1級を題材に英語を学ぶ記事になります。
英検1級の受験は考えないよ!と言う方も、お時間があればぜひ♫

1,英検1級の問題を見てみましょう!

まず英検1級の問題を見てみましょう。

The Great Chicago Fire of 1871 destroyed the city’s business district. Such a huge (_____) would be unlikely in the city today because there are far fewer wooden buildings.
1, concoction 2, condemnation 3, conglomeration 4, conflagration

引用元:英検1級 2018年・第1回 No.1より

選択肢の単語が全てconから始まるものですね。conの接尾辞は「一緒に、共同」のようなイメージになります。
Great Chicago Fire「シカゴ大火」のようなことは起きないだろうとのことなので、同意語であるconglagration「大火事」が適切になりますので正解は4となります。

日本語訳
1871年に起きたシカゴ大火により街の中心部が破壊された。今日では、そのような大火事は街中では起こりそうもない、なぜなら木造の建築物はかなり減っているためである。
1,調合物、混合 2,非難、糾弾 3,集塊、集合体 4,大火事

2,CBDについて

英検1級勉強中
文章にあるCBDだけど、ニュージーランドでもそのような言い方をしたな。
よく北米などでは街中のことをDown townと呼んでいました。 これがオーストラリアになると全く通じません。
例えば、オーストラリアでバスに乗った時に、バスの運転手さんに「このバスはダウンタウンへ行きますか?」と聞いたら「???」って言うリアクションだったので、とっさに「Cityに行きますか?」と聞いたらすぐに「行くよ!」と笑顔で答えてくれました!
日本人からすると、ダウンタウンって言えばニュアンスで分かってくれそうかな?と思いがちですが、そうでもないみたいですね。
英検の問題に出てくるCBDについては、ニュージーランドで街中のことをこのように言っていました。
ニュージーランドで長年住んでいる外国人の友人たちが、このバスはCBD行きだよ!とよく話していたので、CBDって何の略?って聞いた時には
「分からない。でも街へ行く時はみんなCBDって言っているから使っているよ!」と言っていました笑
CBD →Central Business Districtの略。国によっては街の中心地ということで呼ばれることもあります。

3,Great fireについて

英検1級勉強中
Great fireで大火と訳されますが、何かしっくりこない部分があるなあ
確かにそうですね。 Greatと言うと、ドラマや漫画の「GTO」のイメージはありますね。
Greatは「偉大な、良い」以外にも「大きい」と言う意味を持っています。
Great→much more than average in degree or quantity
引用元:https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/great
またLargeやbigよりも、さらに大きいのはもちろんですが、印象や感嘆のインパクトがプラスされています。
Great fire「大火事ではなく大火」と訳されているのは、大きいはもちろんのこと、被害があまりにも甚大だったことを表しているのでしょう。

世界三大大火

調べていくうちに世界三大大火と呼ばれているものがありましたので、ご紹介します。

名称 ローマ大火 ロンドン大火 明暦の大火
発生年 西暦 64年 1666年 1657年 江戸時代
発生場所 ローマ(イタリア) ロンドン(イギリス) 江戸(日本)
被害 鎮火まで6日ほど ロンドン市の家屋85%が焼失 3万人〜10万人(諸説あり)

4,まとめ

まとめ
●大火事を表す「conflagration」
●Greatは偉大などの他にも「遥かに大きい」と「感嘆の感情」がプラスされたインパクトのある大きさを表す時にも使えます。
●CBDはCentral Business Districtの略で、街中のことを「CBDに行こうよ!」と呼ぶ地域もあります。